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「パンドラの匣」初日舞台挨拶 [日本映画]

出演:染谷将太、川上未映子、仲里依紗、窪塚洋介、ふかわりょう、小田豊、杉山彦々、KIKI、洞口依子、ミッキー・カーチス
監督・脚本・編集:冨永昌敬
音楽:菊地成孔
原作;太宰治「パンドラの匣」

太宰治生誕100年記念作品

卍LINE聴きに行ってないし、まぼろしの舞台挨拶以来の窪塚くんだわ。映画の中では坊主だったけど、髪が伸びてる。坊主頭の窪塚くん好きです。短髪好きです。あいかわらず顔ちっちぇーな。舞台挨拶ではイイ笑顔をたくさん見せてました。こんな時に、きちんと挨拶できる人って、普段から凄く物事を考えてるんだろうな。染谷くんも映画の中の短髪の方がイイかな。


時代は1945年の終戦直前。日本がこの先どうなるかわからない不安な時に、一人の少年が結核になり自暴自棄になるけど、戦争が終わり、生きる気持ちになって健康道場という療養所に入り、健康を取り戻そうとする。その療養所で知り合った友達との手紙のやりとりがバックにあり物語が進んでいく。

文学作品が元にあるから、言葉がとてもキレイ。しかも喋り方も昔風なんで、優雅な感じで奥行きがある。

「やっとるか。」「やっとるぞ。」「がんばれよ。」「ようしきた。」
この問答はなんなんだろ?この言葉を発することによってやる気が出るってことなのか。

この前見たヴィヨンの妻とはまた違った世界が広がってる。どちらも暗さがあるのは同じ。ひばりは竹さんの結婚相手が誰だということをいつ知るんだろうな。

昔の建物は趣があって非情に味があるよね。日本は古いものを壊しすぎなんだよ。使えるものは大事にしなきゃ。

療養所に入所してる人達はみな個性的で、つくしが退院した後に入ってくる固パンことふかわりょうにはついつい笑ってしまった。舞台挨拶では一生懸命笑わそうとしてた。司会の問いかけに誰も喋りだそうとしないから、窪塚くんが喋ろうとしたけど、ふかわりょうが先に喋り出したから、窪塚くんは何を話そうとしたのか気になります。

それとモダンな感じの音楽が良かった。

日本語ってイイ響きしてるよね。日本文学に触れ直すきっかけになった作品だと窪塚くんが言ってたけど、私も日本文学に改めて触れなおしたいです。



パンドラの匣 (新潮文庫)



斜陽・パンドラの匣―太宰治映画化原作コレクション〈1〉 (文春文庫)



パンドラの匣―河北新報社版



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ヘヴン


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月

早々に私も鑑賞しました。ふかわさん演技も御挨拶も面白かったですね。監督・窪塚さん・ふかわさん以外の方は、独特で不思議な雰囲気をお持ちでしたので、機転のきく窪塚さんやふかわさんが場を盛り上げてくれて楽しかったです。窪塚さん、マスコミにもあんな風に話して下されば誤解されずにすむのに、昔の印象が世間に残っていることが悲しい限りです。日本語の表現に関心を持たれたなら、正確な言葉で世間にアピールして、根底から軌道修正して世間を納得させて羽ばたいてほしいです。知性あるはずの方なのでこれからも応援したいですね。
by 月 (2009-10-11 12:18) 

hana

そうですね。変な解釈や見方の違いで誤った方向へ見られがちなので、本質をしっかり見て触れて自分の肌で感じて考えを持ってほしいものです。卍LINEのブログを読んでると窪塚くんなりのしっかりした考えを持たれてるようなので、彼の一面に近づけることができる気がします。
今後も、どんどん積極的に役者として映画や舞台で活躍してほしいです。
by hana (2009-10-11 21:06) 

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