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「おくりびと」試写会 [日本映画]

出演:本木雅弘、山﨑努、広末涼子、余貴美子、杉本哲太、峰岸徹、山田辰夫、橘ユキコ、吉行和子、笹野高史
監督:滝田洋二郎
脚本:小山薫堂
音楽:久石譲

http://www.okuribito.jp

楽団に所属しているチェリストの大悟。ある日、突然楽団が解散してしまう。幼い頃に父親は愛人を作って蒸発。母親は既に亡くなり、妻と山形の実家に戻ることにした。

求人チラシに出ていた会社に面接に行くと、社長は履歴書もろくに見ずに採用された。仕事は納棺師。月給50万。悩む大悟に社長は今日の分と2万円を渡す。

妻には冠婚葬祭関係と濁し、葬のみだと言うことを言い出せず。翌朝、そそくさと自宅を出ると、外で黒ネクタイをつけ会社へ向かう。

初仕事は死後数週間で発見された独居老人。気の毒がる社長だったが、吐き気をもよおしてしゃっきりできない大悟に激昂し、仕事になると厳しくなる。

帰りのバス中で女子高生に何か臭わない?とジロジロ見られ、自分の臭いが気になり、同級生宅が営む銭湯に行き、体中を洗いまくる。この洗浄シーンは超面白かった。コミカルな仕種が本当に上手。

日々の仕事をこなしながら着実に仕事に愛情を持つようになった。そんなある日、妻に仕事がバレて納棺師の仕事に反対する妻は実家に帰られてしまう。


モックンがやる納棺師の仕種がとても優雅。納棺師ってどのくらいいるんだろうな。祖父母の葬儀ではみたことないし、実際の所、ここまで丁寧にやってもらえる人は少ないのかな。

死がテーマなだけに悲しい映画かと思いきや、大悟と社長の会話ややりとりは面白いし、色んな境遇の死があって、ニューハーフだったり、幼い子だったり、大往生だったりと、最後のおくりは、その人の人生も一緒に送り出されるんだなと思った。

事務所の上にある社長の部屋が観葉植物で埋め尽くされてて、テーブルには焼き場があって、そこで白子をやきながら一杯やる。大悟の美味しいですか?の問に、困ったことにと答える社長。このフレーズいいね。あと口癖のように言う、大丈夫大丈夫。本当に大丈夫な気になってくる。

妻もだけど、納棺師という仕事に偏見をもっている人がいる。人の言葉に傷つけられながらも、大悟は仕事に誠意を持ってとりくむ。そんな大悟の姿を実際に目の当たりにして、納棺師の仕事を理解することができる。

脇役の人達も個性派が揃ってるし、誰にでも訪れる別れを美しく描いてあった。



おくりびと (小学館文庫 も 3-4)

おくりびと (小学館文庫 も 3-4)

  • 作者: 百瀬 しのぶ
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2008/07/04
  • メディア: 文庫




「おくりびと」オリジナルサウンドトラック

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  • アーティスト: 久石譲,サントラ
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル シグマ
  • 発売日: 2008/09/10
  • メディア: CD




いしぶみ

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  • 作者: 小山 薫堂
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2008/08
  • メディア: 単行本



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